BIOSTAR X370GTN RYZEN1700

RYZEN7 1700とBIOSTAR X370GTNの構成結果
■CPU RYZEN7 1700
■M/B BIOSTAR RACING X370GTN
■MEM GALAX HOF4CXLBS4000M19SF162C
■SSD Samsung 840EVO 250GB
■DVD パイオニアBDL
■HDD HITACHI 500GB 2.5インチHDD
■VGA XFX Radeon R7 250 Low Profile 2GB GDDR3
■Power SilverStone SST-ST45SF
■CASE LIan Li PC-Q11
■Cooling CORSAIR H60 ※FANを15mmタイプへ変更

■CASE LIan Li PC-Q11のインストール時の問題点
組み込み時最初に引っかかったのが厚みでこのケースは140mmタイプ、H60は120mmのラジエターとFAN構成なので変換アダプターが必要だった
アダプターとラジエター、そしてFANを付けた状態で1~2mmとほんのわずかな空間が足りなかった。
AMDはソケットが縦長になったため、その分メモリソケットが外側にずれたために、そこにくるラジエター部があたります。
※Intelの場合は大丈夫でした
無理に押し込めば入りもしますが、メモリやメモリソケットに結構な負担を掛ける上に、発熱元を密着させるわけにもいきません

一度動作テスト

ここで一度動作テスト
いろいろ問題点が出てきました。
  1. X370GTNでは3PINでのFANコントロールが一切できない(1200rpmフル回転に)
  2. 窒息ケースの場合、VRM部の温度が異様に高くなる(OCCT-LINPACKではデフォルトでもあっというまに80℃超え)
  3. 排気温度も異常に高く、吸気のためケース内がすぐに暖房状態になる

■MINI-ITX X370 設定関係

実際のVRM周りの温度検証
→温度比較を検証しました

温度計で計ったらこの温度でしたので、上で表示している124℃は誤表示ではなく
実際の温度と思われます。

■OC状態に風を当てて検証してみる
ラジエターからの風が少しあたった状態で120mmFANを 1200rpm全開あてっぱなしにしてみました

温度変化

温度が下がった

VRM付近の温度が異常に高いためこのままでは負荷状態での使用が困難と判断しました。
OCはもちろん、デフォルト状態でも80℃を超えてくることから夏場を超えられるか心配です
一番の原因はBIOSTARのマザーボードの設定に電圧関係があるのですが、すべてOffsetの+設定しかないことです
対応するためにはBIOSから温度設定をマイナスにして電圧を小さくして温度上昇を抑えればよいのですが
その設定がないために、これ以上設定でどうにもできないことが問題です
ITXという性質上、ケース内に収めて使うことも考えるとちょっとこの板で簡易水冷では今のところどうにもできないのが現状です

同じ板を以下のURLでも検証されている方がいますのでリンクしておきます。
空冷ではまだVRMの温度が少しましなようです

自作と日々
http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1065630332.html

ITXマザー RACING X370GTN+1700各設定データ X370GTN、ITXマザーでの実使用についての検証結果

省電力化に向けた限界を実用的な範囲の模索
【System】
■CPU RYZEN7 1700
■M/B BIOSTAR RACING X370GTN
■MEM GALAX HOF4CXLBS4000M19SF162C
■HDD Samsung 840EVO
■VGA NVIDIA GT710(MSI)FANレスタイプ
■Power DIATEC ACアダプターdeデスクトップ180W
■CASE なし
■Cooling CORSAIR H60(シングルクーラー)

メモリクロックのみ3200Mhz 16-15-15-34 1T XMPで1.36V で使い他はデフォルト
あえて、メモリを2133Mhzの1.2Vにはせず(パフォーマンス優先)
高負荷時

OCCTのLINPACKで負荷をかけるとだいたい130Wを切る状態で推移。
この使い方ならACアダプターの180wタイプでは余裕で使えました
アイドル状態(こちらは一般的な電源)
アイドル状態(ACアダプタ)

通常時40wちょっとで動作しています 省電力化でいうとセレロンやHawellでも10W台がありますが、こちらは8コアで、ビデオカード(約20W)を考えると
動作性能を考えても40wなら十分かと思います。
ちなみにOCした状態でPstateを適用した1800XでもIdleは100w弱にもなりますので1700のTDP65Wの強みでもあるかと思います。

OC時のテスト結果
限界クロック検証 4000Mhzの起動テスト

1.276Vで3980Mhz 以前のOCテストでこのCPUは39.75倍が限界だったためそこまででテスト
結果この電圧での起動確認ができた。

OC設定でクロック値をPstateで詰め、電圧をVocreのオフセットのところで設定

■VcoreはOffsetで+0.08V
■メモリはXMPから3200Mhz、電圧はAUTO
■クロックは 37倍の3700Mhz(3692.5Mhz)
この設定でOCCTLinpackを1時間完走しました。

もっと高いクロックでも完走可能だったが、VRM部分の発熱が多く、風を当てない状態で100℃を超えてくる
また風を当てても80℃を超えてしまったので、無風状態で80℃前後でOCCTが完走する状態を考えた。
完全にデフォルト状態でもOCCTを回すと81℃になりましたので、簡易水冷を使用の場合は別途VRMの冷却は必需となります。
いずれも
 ※室温20~22℃環境下
なおidle時は46.7Wと若干高くなりましたが実用の範囲だと考えます。

RACING X370GTN BIOSについて

基本画面

下の黄色タブから ”Advanced”

ここではFANコントロール設定ができます
マザーボードには2個しかFANコネクタがありません。CPUとシステム用
いずれも個別にFANコントロールができます
今回は簡易水冷でしたので、ポンプをシステムへラジエターファンをCPUFANコネクタへ接続しています

下の黄色タブから ”O.N.E” へ ここでOCの設定を行います

O.N.Eでの設定

CPUClockの項目設定では動作周波数設定ではなく、BCLK部分の設定になります
最高で107.3Mhzまで設定可能でした

O.N.Eでの設定その2

Memory Clock ModeでXMPを選択しMemoryFrequencyでクロックを指定します
このマザーは上限が現在3200Mhzまでですので、それより高い設定があるXMP対応メモリでも上限は3200Mhzになります。

O.N.Eでの設定その3

Custom P-Statesから 動作周波数の設定を行います
ここで設定を変えても省電力は機能します
入力は16進数でおこないます ※0~Fまでの英数字の組み合わせ
このマザーボードではP-Statesの設定は他のマザーのように3か所ではなく、主クロック部分の1か所しか設定できません

O.N.Eでの設定その4

CPUCoreVoltageから電圧を設定します。
このマザーボードは、Pstateでの入力以外、電圧入力の項目はすべてOffsetでしか入力できません
また入力値はすべて+入力の選択型のみで、-入力はできません

入力した設定などの保存

プロファイルとして設定データを保存できます
また5個の設定保存ができますが、名称は日付のみとなります

初期のベンチテスト結果

【System】
■CPU RYZEN7 1800X
■M/B BIOSTAR RACING X370GTN
■MEM GALAX HOF4CXLBS4000M19SF162C
■HDD Samsung 840EVO
■VGA NVIDIA GT730(MSI)
■Power ANTEC NEO ECO550W
■CASE なし
■Cooling CORSAIR H60(シングルクーラー)

■setup
すべてデフォルトですが、メモリのみXMPでCLが4000設定だったので16-16-16にしました
HW上の表示数字
■Vcore 最低0.803V 最高1.507V
■温度 室温22℃ 最低28.0℃ 最高52.5℃
■SOC電圧 1.087V

最大消費電力 164W

VCoreがめちゃくちゃ盛られています。某所サイトでは1.45Vまでとか書いてましたが、AUTO設定では
それからさらに0.05Vも高い電圧が瞬間的ですが入っています。
AMDは元からVcoreが高いのでしょうか その辺がまだはっきりしてないのでOCでも控えめな電圧にしています

最低電圧44W (メモリレイテンシのみ14-14-14-34へ変更)
オーバークロックモデルですが、44Wという最低電圧を記録しました
デフォルトでこれなら使えそうですが、さすがに1800Xなので過酷な使い方だと結構厳しいかもしれません
今回は簡易水冷でシングルFANなので、やはりTDP64Wの1700のほうが扱いやすいかもしれませんが
普段使いで、上限のVocreを絞ってしまえば十分な数字です 3600あたりだと1.3V前後でしょうか

BIOSTARのITXマザーですが、BIOSが最初からAGESA対応の最終バージョン(4/13)が入ってました
GALAXのメモリがはじめからXMPで3200動作という以前の状況から考えるとすごく楽な展開です

RYZEN7 1700 39.5倍

System
■CPU RYZEN7 1700
■M/B ASUS CROSSHAIRⅥ
■MEM G.SKILL F4-3200C14D-16GFX
■HDD 磁気研究所 256GB MLC PHM2-256(PCI-E-M.2)+KryoM.2
■VGA ASUS GTX980 POSEIDON
■Power CORSAIR AX850
■CASE CoolerMaster TESTBenchV1.0
■Cooling
EK-SupremacyEVO-AM4- Full Nickel
Laing D-5×2 +Dual D5 MOD TOP Blue (Acrylic Version)
→D5/MCP655 MOD KIT Silver Shining×2+ スリーブ化
Bitspower Water Tank Z-Multi 150 (Acrylic Version)
Phobya Xtreme NOVA 1080 Radiator
+ Phobya Radiator Stand – Triple-3x120mm

Setup
■CPU Clock 3950Mhz(3956.4Mhz)
■CPU Vcore 1.39375V(Zenstates 1.39375V)HW Offset0.00625v
HWInfo64 1.395-1.417V
■CPU_SOC 0.96V
■LLC LEVEL3
■BCLK 100Mhz
■Ratio ×39.50
■MEM Clock 3193.6.Mhz(1:16)
■MEM CL 14-14-14-34 1T
■MEMVoltage 1.35V
■Test OCCT Lipack1H(AVX-ON)

1.4v以下でストレステストPASSとなると40倍は無理で、39.50倍が限界でした
やはり1800Xに比べると低電圧とはいきませんでした。40倍設定で電圧を盛りながら行いましたが1.44vあたりでも安定せず、とりあえず39.50倍あたりを目標にストレステストを繰り返し、上記のような検証結果ということで1Hをパスしました。
BCLKを上げての倍率据え置きなども行いましたが、まったくいうことをききません。
この現象どっかで見たなと思ったら、1800Xの41倍と同じ挙動でした。
つまり、1700は40倍に大きな壁が、1800Xは41倍に大きな壁があるということで、選別はこういうことではないかと思いました。

RYZEN7 1700 39.75倍

System
上記と同じ

Setup
■CPU Clock 3975Mhz(3967.0Mhz)
■CPU Vcore 1.425V(ZenStates) HW上1.439-1.461v Offset0.00625v
HWInfo64 1.439-1.461V
■CPU_SOC 0.96V
■LLC LEVEL3
■BCLK 100Mhz
■Ratio ×39.75
■MEM Clock 3193.6Mhz(1:16)
■MEM CL 14-14-14-34 1T
■MEMVoltage 1.35V
■Test OCCT Lipack1H(AVX-ON)

39.75倍まで行いましたが、やはり常用とするにはかなり厳しい結果になった。