ASUS MAXIMUSⅧHERO COREi3-6100&6400

G4400で、ある程度のBCLKのOCが可能ということがわかったので
引き続き、i3のテストを行うこととした
CPUは2種類を使い、それぞれ6100及び6400を使ってみた

■構成
M/B Z170 MAXIMUS HEROⅧ
MEM G.Skill F4-3200C16D-16GVK(※XMP3000で設定)
CPU Intel Corei3 6100

ペンティアムG4400と違い、予想通り耐性が若干低くなった
まずは6100のほうから

軽くオーバークロックして設定していく
今回は壊れてもいいくらいの覚悟でCorei3での5000MHz達成を考えつつ実行
まずは1.5V程度の限界点を探りつつ実行したところ

BCLK131.5 ×37倍
Vcore1.472Vで落ち着く 倍率が高いのでBCLKをいじるその数字1個が大きい
以下その他設定
■サーマルグリス : DX-1
■冷却装置:水冷
 ※割愛します。詳細は過去で見てください
SSD Samsung 840EVO250GB
電源 CORSAIR AX850
 他詳細設定
-Extreme Tweaker項目
■Ai Overclock Tuner XMP @1665.4(3330.8MHz)
■XMP DDR4-3200 8GB×2 G.Skill Ripjaws 16-16-16-36 2T
■BCLK Frequency 131.5
■DRAM OLD Ratio Mode Enbled
■DRAM Frequency DDR4-3330.8MHz
■Xtreme Tweaking Enabled
■TPU Keep Current Settings
>External Digi+ Power Control
 ■CPU Load-Line Calibration Level6
 ■CPU Current Capability 120%
 ■CPU Power Duty Control Extreme
 ■CPU Power Phase Control Optimized
 ■DRAM Power Phese Control Extreme
>Internal CPU Power Management
 ■Intel(R) SpeedStep(tm) Disabled
 ■Turbo Mode Enabled
>Tweaker’s Paradise
 ■DMI Voltage 1.20000
 ■Core PLL Voltage 1.10000
 ■Internal PLL Voltage 1.200
■CPU Core/Cache Voltage Manual Mode
 -CPU Core Voltage Override 1.475
■DRAM Voltage 1.35
■CPU VCCIO Voltage 1.10000
■CPU System Agent Voltage 1.15000
■PCH Core Votage 1.10000
Advanced項目
>CPU Configuration
 >CPU Power Managtement Configuration
 ■intel(R) SpeedStep(tm) Disabled
 ■Turbo Mode Enabled
 ■CPU C States Disabled
 ■CFG Lock Disabled
上記外はデフォルトのまま

■この状態でCINEBENCHを実行
 スコアは375cb シングル175cb かなりの高スコアだといえる 
 しかしG4400のベンチに負けている・・・。 
 クロック依存しすぎているのと、メモリ周りのレイテンシが悪すぎると認識。
 Haswellあたりからメモリ周りの設定をきっちり行わないとXTUやCinebenchを含めて
 低いスコアが出てしまうので要注意だ。悪い典型的な例

一旦これでストレステストを実施

ベンチが終わった後この状態からストレステストを実施した
 耐性が少し悪く、Vcoreアップでの対応はせず、一度クロックダウンでどこまで落とせば1h通るのか確認
 結果、4800MHzまで落とすこととなった。

■このままでは引き下がれないので、限界までやってみることにした
ASUSのマザーボード、M8Hでは1.6Vを負荷時をこめて超えると設定エラーが起きる
アイドル時は大丈夫だが、起動時に一旦全開で動くのでそれを含めた電圧設定が必要

4800MHzでは引き下がれないので再度設定をつめなおした。
メモリ周りも2Tから1Tへ、クロックも15-15-15-35でつめなおした
電圧は1.35vから1.37Vへ上げることで対応できた
結果535cbまでアップした
VCoreは1.552Vで4900MHz。これ以上あげることもリミッタを解除すれば可能だが、
以前それを行ってマザー側のTempセンサが吹っ飛んだことがあったので今回はここまで

■当然ここからストレステストへ
もちろん一発ベンチ屋でなないので、ここから常用域を探す細かい設定の見直しを行った。
結果Vcoreが1.536Vまで下げつつメモリも3181.8MHzと若干クロックを下げることで
これに対応でき、レイテンシも15-15-15-35-1Tでプライムが1H通った。
BCLKはこの固体の場合、132.5MHzが限界なようで、次の133にすると
起動からすでに安定度が足りなくなり、Vcoreも1.6V近くなってリミッタ作動する

結果てきに4900MHzで常用ということが可能なようだ
温度計測がまったくできないので、マザー付属のCPU全体温度を確認した。
コレ自体も正確かどうかわからなかったので、水温を見ながら水枕を赤外線放射温度計で
測りながら行ったが、水温もほとんど上がらずどうもこの温度が正確なようだ。
Haswellと違って2コアともなればほとんど温度は上がらないのだろうか。

■6400は いまひとつだったのでVIDとテスト段階ですでに除外した

まったく6400に触れてないが、このバージョンは6100の倍率違いなんだが
まずもってVIDが6100より当然高いのはもとより、38倍というのが悪いのか
BCLK132どころか125すら起動するのがやっとだった。
本来なら、132×37で5000MHzという絵を描いていたんだが、125という
低すぎる数字を垣間見て、これは無理だと早々にあきらめた。
石が悪いのが、このカテゴリ全部に言えることなのかまだ2個目なのでなんともいえないが
上に行くほどオーバークロックの限界値が低いのではないか? と思ってしまう。
G4400の例や、過去のLGA775の例を考えていくと、倍率は低くBCLKは高くという
設定が理想だったので、購入はちょっと性能がよさそうだからという理由で選ぶのではなく
倍率がなるべく低いもののほうがOCでのレスポンスは高そうだ。
G4400が簡単に5000Mhzを超えたことから、クロックを選別で行っている節は低く、倍率での
選別のみだとすると、低価格で良い石はたくさん存在するといえる。