RyzenのOverClock限界の考察

RYZENのOverClock限界ですが、どこまで行けるのでしょうか。
ネットでは1.6VあたりでCPUが壊れたという報告もちらほらと散見されました。
さすがに1.6VとともなればいかにAMDといえども壊れる可能性をはらんでいます。
ずっと上ばかり見ていたので、今回は少し低いクロックでの限界を試してみました

このストレステストは39倍でどこまで低く電圧を設定してOCCTのLinpack1Hを通過できるか試したものです。

Vcoreは1.1125Vと設定し、HWモニター上は1.088-1.152Vを表示しています。
先日出した40倍での結果は1.345Vでした。

そして何回かチャレンジし、40分程度でまで経過した所で落ちたOCCTの41倍は1.45Vでした
このことをふまえていくと

  1. 40倍=1.3450V
  2. 38倍=1.1125V
  3. 41倍=1.45V→NG

単純に引き算ですが 倍率1上がるごとに0.11625V程度でPASSしています。
38倍の1.1125Vから40倍に必要な電圧を 1.1125V+0.11625×2 とすると

  • 39倍は >1.22875V 必要となり
  • 41倍は >1.46125V 

1.45VでNGだったのはこのことから合点がいきます。
ただしHWモニター上は 38倍時に1.152Vと0.395V多くLLCの兼ね合いで盛られていますから
41倍時は最大 0.0395V盛られ 1.5Vを超える可能性が高いですね。
私の買った1800xは比較的低めの数字で推移していてまぉまぁの石ですがそれでも常用限界は40倍程度、一発ベンチで41倍1.435Vでした

結果ある倍率から取ったテスト結果から推定1倍上がるごとに0.11625Vを足した数字がVcoreのOCCT通過点と考えます。

TAICHIはやっとユーティリティーでVocre表示ができるようになりましたが、CPU温度表示がでたらめでOCCT回して25℃というありえない数字ででてくるので困ったものです。