例のグラボ設定方法など RX570編 RX570をRX580に(CUは復活しません)
古いマザーの場合はエラーを吐いてうまく書き換えができない場合があるようです。
書き込みするマザーはASROCKのTB250-BTC
書き換え時の結果表示がそのままコマンドプロンプトで表示される場合もありますが、エラーになる率は高かったです
RX570のVBIOS書き換えをする
BIOSスイッチのデフォルト位置の確認
起動後の状態確認
GPU-Zを使って状態を確認します。
※クリックしてGPU-Zをダウンロード
デフォルトの状態では
- GPU Clockが1244Mhz
- Memory Clockが1750Mhz
このビデオカードのメモリはMicron製であることがわかりました(MemoryTypeのカッコ内)
このメモリの()内のベンダ名は後で必要なので控えておくか記憶してください。
例のビデオカードにはMicron製、Samsung製、Hynix製があるようです。
BIOSを切り替えバックアップ
この状態で一度カードのBIOSスイッチをデフォルトではないほうへ動かして、AMDロゴの左下にある矢印のようなアイコンをクリックしてBIOSをバックアップしておきます。
バックアップソフトの用意
VBIOSの書き換えソフトのダウンロード
書き換えには AMD/ATI ATIFlash を使用します
※クリックしてダウンロード
ダウンロードしてきたAtiflashxxx フォルダの名前をatiflash と変更します
※x内はバージョン番号
※名前の変更はあとでコマンド操作を簡略化するためです
変更したatiflashフォルダを c:\ にフォルダごと移動します
※いわいるCドライブ直下に置くということです
書き換え用BIOSのダウンロード
書き換え用のVBIOSを選びます。
※クリックしてBIOSを選ぶ
探し方は以下で抽出する
GPU Brand で”AMD”を選ぶ
Card Vendor で”Sapphire”を選ぶ
Card Model で”RX580”を選ぶ(使っているカード用ではなく、書き換えるBIOSのため580になります)
Memory Type でGDDR5を選ぶ
Memory Size で”8192MB”を選ぶ
今回は Core/Memクロックが1430/2100というのを選びましたが、一覧には3種類あります
どうやらこれらはメモリベンダによっての違いのようです。
囲みが2つありますが、上段はHynixでOKでしたがMicronではエラーを吐きました。
最初にこれでエラーを吐くカードと吐かないカードの違いがBIOSであることを確認しました。
※判定はセカンダリ側として設置し、GPU-Zで表示できているかどうか、及びRadeon設定でCFができるかどうか私の持っているカードHynixとMicronの2種類が何枚かずつありますが、ベンダによって囲みの中の2段目、3段目を選択してBIOS変更することでエラーが出ないようになりました。
上部スクリーンショット右側の downloadをクリックしてファイルをダウンロードします
ダウンロードしたファイルを解凍し、先ほどのatiflashフォルダの中に入れます。
フォルダに入れたら、ファイル名をrx580ととりあえず変更します。
スイッチの位置確認
前述したところでスイッチをすでに切り替えていると思いますが、念のため確認します。
RX570は切り替えスイッチが1つしかありませんのでデフォルトと違うほうになっているか確認します。
デフォルト側は万一の書き換え失敗時に使用しますので、MODBIOSは本来使ってないほうのスイッチを利用します。
BIOSの書き換えを実行する
下記の画像のように
- 左下の”ここに入力して検索”欄に
- コマンドプロンプト とカタカナで入力し
- 出てきた結果の コマンドプロンプト を右クリッ
- 管理者として実行を選択します
コマンドプロンプトでの操作
- コマンドプロンプト画面でまずはatiflashフォルダに移動
- デバイス番号を確認
以下のように>コマンドを入力
- cd c:\atiflash
- atiwinflash -ai
- 出てきたダイアログからデバイス番号を確認
以下画像ではデバイス番号を確認したころ0でした
※装着したPCI-eの場所で番号はかわりません、あくまで先に認識した順番です
(私の場合は5番目のソケットにささっていますが、デバイス番号は0になりました)
書き換え操作
上の画像のダイアログをOKボタンを押して終了し、コマンドプロンプト画面の入力画面をクリックしたあと
atiwinflash -f -p 0 rx570.rom
と入力すると書き換えが始まります。
終了すると以下の画像のようにUpdate完了ダイアログがでます。これで書き換え終了です
適当なマザーボードにつけて動作確認して問題ないか確認して終了です。