Windows XP Tips

快適に使うための設定

ここではXPを快適に使うための設定などを挙げています。

インストール時の注意点

OSをインストールするときは、セットアップ順序を守る。守らない場合2倍近いパフォーマンスが低下する場合がある。

インストール順序

  1. Windows
  2. Service Pack および Hotfix
  3. チップセットドライバ
  4. DirectX
  5. グラフィックドライバ
  6. intel Application Accelerator
  7. 各種デバイスドライバ

エラー報告を無効にする

デフォルトではシステムにエラーが起きたときに管理者に報告する設定になっているのですが、ホームユーザには不要なので報告しないように設定する

  1. マイコンピューを右クリック → プロパティ
  2. 詳細設定タブ → 起動と回復の設定 をクリック
  3. システムログにログイベントを書き込む のチェックを外す
  4. 管理者の警告を送信する のチェックを外す
  5. OKボタン
  6. エラー報告 をクリック
  7. エラー報告を無効にする にチェックを入れる
  8. OKボタン
  9. 適用ボタン 
  10. OKボタン
システムフォントの軽量化
Windowsで使用されるシステムフォントをベクトルからビットマップに換えることで描画速度がかなり向上する

■terminalフォントに変更する

  1. デスクトップのなにもないところで右クリック
  2. デザイン → 詳細設定
  3. デザイン詳細 アクティブタイトルバー及びメッセージボックス及びメニューのそれぞれのフォントを「Terminal」に変更しサイズを10ポイント とする
  4. OKボタン
  5. 再起動

デスクトップのアイコン

デスクトップ上のアイコンは起動時にすべて読み込まれるため、動作が鈍くなるので必要なもの以外はおかない

自動更新(WindowsUpDate)のOFF

「自動」と名のつくものはXPに負荷をかけています。必要ないならOFFに。

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「自動更新」タブ
  5. 「自動更新を使用せず、手動で~」にチェック→「OK」

システムの復元機能のOFF

OFFにすると当然ながら「復元」は出来なくなります。その代わり、HDDに空き容量が出来ます。今は2019年ですが、容量が増えたHDDやSSDの今の時代では不要かもしれませんが、XPは認識が2TBまでなので念のために

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「システムの復元」タブ
  5. 「全てのドライブで~」にチェック→「OK」

仮想メモリの設定

仮想メモリ=物理メモリが扱いきれなかったデータを物理メモリより速度の遅いHDDへ逃がす(スワップ)ので、その分Windowsの処理は緩慢になります。

システムが入っているディスクと同じディスクに設定していると「フラグメーション(断片化)」が起きるので、仮想メモリ専用のパーテーションを設定するか、容量を固定するのが「望ましい」のでできれば、物理的に別のドライブが理想。

不安定の原因になるので十分な物理メモリが搭載されていても最低限の容量は作ってください。

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「詳細設定」タブ
  5. 「パフォーマンス」の「設定」をクリック
  6. 「詳細設定」タブ
  7. 「仮想メモリ」の「変更」をクリック

    ここの設定は解説し始めると長いので参考URLを見てください
    http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/076pgfilesize/076pgfiles…?

メモリ使用量の設定

大容量の物理メモリを搭載していれば以下の設定をする

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」→「詳細設定」タブ
  4. 「パフォーマンス」の「設定」をクリック
  5. 「詳細設定」タブ
  6. 「メモり使用量」
  7. 「システムキャッシュ」にチェック→「OK」

システムエラー設定

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「詳細設定」タブ
  5. 「起動と回復」の「設定」をクリック
  6. 「システムエラー」以下のチェック3つをはずす
  7. デバッグ情報の書き込みを「なし」→「OK」

インデックスサービスでファイル検索を高速化

  1. スタート
  2. 検索
  3. 左側メニューの”設定変更する”をクリック
  4. インデックスサービスを使う(ローカル検索を速くする)をクリック
  5. 「はい」にチェックを入れてOKボタン

リモートデスクトップ(Proのみ) を無効化

使わないならOFFにする

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「リモート」タブ
  5. ふたつあるチェックボックスのチェックをはずしてください。

リフレッシュレートの設定

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「画面」
  4. 「設定」タブ
  5. 「詳細設定」をクリック
  6. 「モニタ」タブ
  7. 「モニタの設定」の「画面のリフレッシュレート」を高くする

注意!!

  • 少しずつ上げてください
  • 失敗するとハードが異常を起こします。

テンポラリファイルの削除を定期的に

「インターネット一時ファイル」や「履歴」「Cookie」のいらないものを削除します。

InternetExplorerなら

  1. メニューバー
  2. 「ツール」
  3. 「インターネットオプション」
  4. 「全般」タブ

    ここで削除できますし、フォルダの場所も変えられます。

ゴミ箱

ゴミ箱入れたファイルでもHDDの容量を圧迫してしまいますので、使わないか容量を設定しなおしてください。

デスクトップアイコンの整理

起動時に読み込まれ、アイコン用キャッシュが使用されますのでデスクトップにアイコンは置かないようにします。

IMEツールバー

ツールバーがメモリを占有しますので表示しない設定にするか、右下のタスクバーの中にいれてしまいます。

スタートアップ アプリの削除

  1. 「スタート」
  2. 「ファイル名を指定して実行」
  3. 「msconfig」
  4. 「OK」
  5. 「不必要な」サービスのチェックをはずします。

フォントについて

日本語フォントはファイルサイズが大きいので不必要にインストールしない

ユーザーオプション

すべてOFF

フォルダオプションの設定

自分の環境にあわせて全て見直しておきます。

特に

  1. 「ネットワークのフォルダとプリンタ~」
  2. 「ポップアップヒント」
  3. 「フォルダのヒントにファイルサイズを~」
  4. 「縮小版をキャッシュしない」

はOFFでも良いでしょう

通知領域のアイコン

特に必要なければOFFにします

CD-R機能

ONの状態だと負荷がかかりますので必要なければOFFにします。今となってはサブPCでUSBも大容量がありますから、わざわざCD-Rを使うこともないでしょう。「

  1. 「スタート」
  2. 「ファイル名を指定して実行」
  3. 「gpedit.msc」
  4. 「OK」
  5. 「ユーザーの構成」
  6. 「管理用テンプレート」
  7. 「Windowsコンポーネント」
  8. 「エクスプローラ」
  9. 「CDの焼付け機能を削除する」を開いて「有効」
  10. 「OK」

ワトソン博士

特にトラブルを抱えてない限り必要ありません。

  1. Cドライブの中
  2. Windowsフォルダの中
  3. system32フォルダの中
  4. drwtsn32.exeをクリックして起動
  5. 「クラッシュダンプファイルの作成」のチェックをはずす

「C:\WINDOWS\system32\drwtsn32.exe」がショートカット

メニューを高速表示

  1. ファイルを指名して実行
  2. regedit
  3. レジストリエディタ
  4. HKEY_CURRENT_USER→Control panel→Desktop
  5. [MenuShowDelay」の値を50にする
  6. HKEY_CURRENT_USER→Control panel→Desktop→WindowsMetrics
  7. [MinAnimate]の値を0にする
  8. 再起動

エラーを起こしたソフトをすばやく終了させる

  1. ファイルを指名して実行
  2. regedit
  3. レジストリエディタ
  4. HKEY_CURRENT_USER→ControlPanel→Desktop
  5. 「AutoEndTasks」の値を1
  6. 「HungAppTimeout」の値を1000
  7. 「WaitToKillAppTimeout」の値を1000

UIの変更で軽量化

この設定は軽量化できる反面見た目が古くなったりしますのでXPの見た目を気にする場合は変更しないほうが良いです。

XPのデスクトップは「クラシック」にすると若干ですが軽くなります。
設定方法

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「画面」
  4. 「テーマ」タブ
  5. 「テーマ」をクラシックに

視覚効果の変更

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「詳細設定」タブ
  5. 「パフォーマンス」の「設定」
  6. 「視覚効果」タブ
  7. 「パフォーマンスを優先する」にチェック
  8. 「OK」

これを実施すると「視覚効果(ルナ)」はOFFになり、9x系や2000のようなデスクトップになります。しかし、このOFFは、「見かけ」だけで、実際はバックグラウンドで動いていますので、完璧にOFFにしたいなら、

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「管理ツール」
  4. 「サービス」
  5. 「Themes」を選択→右クリック→「プロパティ」
  6. 「全般」タブ
  7. 「スタートアップの種類」を「無効」に
  8. 「開始」
  9. 「OK」

Windowsが使うテンポラリフォルダの移動

テンポラリフォルダ(一時ファイルの保存場所TMP、TEMP)はデフォルトではシステムの入っているドライブにありますから、複数のストレージがある場合は「物理的に別なディスクに設定した方がWindowsを軽く出来ます。

  1. 「スタート」
  2. 「コントロールパネル」
  3. 「システム」
  4. 「詳細設定」タブ
  5. 「環境変数」をクリック
  6. 「TEMP/TMP」を選択後「編集」
  7. 移動させたい任意の場所を指定します。(例=D:\Temp)

スクリーンセイバー

スクリーンセイバーは画面の焼き付き防止なので、現代のモニターでは必要ありませんのでOFFにします。ただし、往年のXPのスクリーンセイバーを楽しむ場合はONのままでも良いかもしれません。

WindowsMessengerの削除

このアプリケーションはサービスも終了となり、使えなくなっていますので削除します。
 
Windows Messengerをコマンドで削除する方法
  1. 「スタート」
  2. 「ファィル名を指定して実行」をクリック
  3. 「RunDll32 advpack.dll,LaunchINFSection %windir%\INF\msmsgs.inf,BLC.Remove」と入力する
  4. 「OK」クリック

WMとOEの連携を解除

OutlookExpressを起動するとwindowsMessengerが起動するが、すでにWindowsMessenger自体が存在しておらず、停止することで不具合を防止し高速化できる。
 
 
  1. スタート
  2. ファイル名を指定して実行
  3. regedit → エンター
     
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Outlook Express\
  5. 右側ウインドウを右クリックして
  6. 新規作成 → DWORD値
  7. Hide Messenger を作り、 DWORD値を2 表記を16進 にする
  8. OK
  9. 再起動

フォントキャッシュの固定化

英語環境で使用される前提のwindowsは日本語環境では作成されるフォントキャッシュが肥大化し、圧迫される。設定することで起動速度があがる。

読み取り専用にすることでキャッシュの破損と肥大化を防ぎます

  1. マイコンピュータの中
  2. Windowsフォルダの中
  3. System32フォルダの中
  4. FNTCACHE.DAT ファイルを右クリック
  5. プロパティ
  6. 全般タブ
  7. 属性
  8. 読み取り専用 → チェックボックスにチェック
  9. 適用
  10. OK
  11. 再起動

ページングファイルの固定化

ページングファイル(スワップファイル)を固定することでディスクスワップを回避し処理速度を向上させる。ページングファイルは搭載している物理メモリと同等に設定し、Cドライブ以外に置くと効果が高い。

  1. マイコンピュータを右クリック
  2. プロパティー
  3. システムのプロパティー → 詳細設定 
  4. パフォーマンス のところの 設定 をクリック
  5. 詳細設定をクリック
  6. 仮想メモリのところの変更をクリック
  7. ドライブ[ボリュームラベル]のところのドライブをクリック
    • サブストレージがあるのであれば、C: ドライブ以外に設定する
  8. カスタムサイズ にチェックを入れる
  9. 初期サイズと最大サイズのところに同じ数字を入れる
  10. ※数字はMB表記で、物理メモリと同等の設定を入れる

ファイルの最終アクセス記録機能の停止

フォルダの最終アクセス日の記録機能を停止することでディスクアクセス速度を向上させる。

  • この設定を行っても最終アクセス日は記録される
  • ファイルシステムがFATの場合は設定を行わない
  • FATのほうがNTFSよりもアクセス速度自体は早い

 

  1. スタート
  2. ファイル名を指定して実行
  3. regedit と入力してエンター
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrnetControlSet\Control\FileSystem\
  5. 右側空白を右クリックしてDWORD値を新規作成
  6. NtfsDisableLastAccessUpdate 作成
  7. DWORD値 を1とし 表記を16進とする
  8. OK
  9. 再起動

 

解像度の高いモニタでボタンを大きくする

画面の解像度を上げていくと表示が小さくなり、最小化や最大化等のボタンが小さくなるので、大きくしてクリックしやすくする
 
  1. スタート
  2. ファイル名を指定して実行
  3. regedit
  4. HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics\
  5. 右側 CaptionWidth をクリック
  6. 値を -380とする
  7. 再起動

※初期値は -270
※CaptionHeight の値の変更で高さも変更できるが、推奨しない

 

スタートメニュー表示の高速化

スタートボタンをクリックしたときに表示されるスピードを早くして動作を早く体感する

  1. スタート
  2. ファイル名を指定して実行
  3. regedit →エンター
  4. HKEY_CURRENT_USER¥Control Panel¥Desktop
  5. MenuShowDelay → ダブルクリック → 文字列の編集
  6. 値を 0 に変更
  7. OK
  8. 再起動

インターネット接続の高速化

1つのサーバーに同時張れるコネクション数を増やし、接続の高速化ができる

  1. スタート
  2. ファイル名を指定して実行
  3. regedit →エンター
  4. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\
  5. MaxConnectionsPer1_0Server と MaxConnectionsPerServer
  6. DWORD値を それぞれ 16 に設定する
  7. OK
  8. 再起動