Core2Quad

2019年時代のLGA775

今年6月で775登場から15年

そんな時代の775の楽しみ方

今の時代CoffeeLake-Sや、1150系の安いもので組めばCPUとマザボとメモリを加えると2万円もあればLGA775よりもかなり性能の良いものが組める。
しかし、まだまだ現役として趣味として動作させたいLGA775ということで、要点を抑えながらこの時代のLGA775の組み方、あり方を検証しながら組んでいます。
ちなみに今でもLGA775ソケットのCPU、マザーボードははなんとか新品でも手に入りますがあえて新品を買う意味はなくなってしまってきています。(2019/05/11現在)
 
時代にあったパーツということで、LGA775マザーの制約ポイントをまとめてみました。

  1. ノース、サウスのチップがオンボードになっている
  2. SATAのサポートが2(SATA300)まで
  3. メモリのメインがDDR2(DDR3タイプもある)
  4. PCI-EがGen2まで

大別するとこれくらい。時代にあったLGA775構築にあたって要点を抑えながら組むと良いと思います。

良いマザーボードの選択をしましょう

マザーボードといっても現存で売られている新品はほとんどない上に、チップセットがG41であったり、メモリこそDDR3の4GB対応だが、2枚しかつめないうえにOC向きではないようなものがほとんどですが、Windows10になってからは速度よりも容量が大事になってきました。中古はまだまだ手に入るので、検討した結果

  1. DDR3メモリ対応であること
  2. メモリが1600以上にOCできること
  3. CPUのクロックがOCに振られたモデルであること
  4. PCI-E×16が2つ以上あること
  5. できれば2枚で8G、4枚でも8GBのメモリが搭載できること

という項目に絞って良い中古を探したほうが良いでしょう。

 まず、今の時代でいうと、メモリクロックが4000Mhzの時代です、当然クロックをあげたいというのが本音でしょう。レイテンシや上限の速度を考えたらDDR3登場時代はDDR2のほうが早い場合も結構あったりしますが、今の時代の最新スペックと比べて800Mhzでは4分の1のくろっくになってしまいました。
となると最低でも、1600MHzを超えておきたいと考えます。

 次に、OCメモリ対応であるということ。LGA775終盤になってXMP規格が登場している。これは今でも継承されている規格で2000Mhzまで使えれば今の時代により近いクロックのモデルにできる。難点はメモリクロックをあげるにはXMPがまともに使えないため、FSBを挙げていく方法しか選択がなく、これを行うことでCPUとのバランス調整が結構大変だということ。

次にOCモデルという点ですが、当然ながらOC=高耐久ですが、ハイエンドモデルだと、発熱が多くても冷却性能もそこそこ進歩しているのは間違いないので現在のCPU性能に近づけるべくOCが前提ということになります。

 最後はPCI-Eへのこだわりですが、ゲームマシンにするつもりはありませんが、、この時代のストレージはSATA2までの対応でしかありまえん。そうなるとSSDがメインになつつある現在で、SSDを使うとなると速度も最新のSSDで500MB/Sも出るようなストレージにもなればSATA2の環境ではボトルネックになり、300MB/S以下しか速度が出ませんから、PCI-EにSSDやM.2のストレージを装着して、速度をしっかり出そうと考えます。

 もうひとつは当然ビデオカードです。マザーによってはオンボードグラフィックはありませんし、あったとしても当時のintelオンボードでは現在のグラフィック性能とは相当な差がありますので、今の時代の最新ビデオカードで対応したいと考えます。

この両方の装備を考えるとPCI-Eが2つあってほしいということになります。

P43というモデルを使ってみた

Socket478は結構いじっていましたが、LGA775のOC及びカスタムは久しくやってなかったのでテストから始めることにしました。

以下がまず最初の構成

  • M/B MSI P43-C51
  • MEM G.Skill F3-14900CL9D-8GBX
  • CPU Intel Celeron 430

マザーのみ新規で中古購入しました。メモリはテスト用に持っている余ったものを使用し、、CPUもコレクションで所有してたものをし応しました。

あくまでテスト動作なのでシングルコアで十分です。

仮組してみた状態 メモリが無茶な4GB×2、クロックがOCの1866のためか、BIOSではフリーズが頻発しました。

一通り組み立ての後動作確認。メモリは4GB認識したが、クロックが800MHzから変更ができなかった。
認識はできている上に、OSインストールまで難なくこなすことができた。Win7を入れるとドライバのほとんどが入れる必要もないくらい。

それとストレージにSSDとしてClucialのM4SSDを入れたが、速度は280MB/s程度しか出ない。
オンボードビデオがついてないので、余っていた4770をとりあえず装着して確認。
MSIの設定は結構面倒だが設定箇所が少ない・・・。これでは私としてはとても満足できないということで、次のマザーボードへ早速交換することに。

ASUSのP5E3 Premiumを使用

構成

M/B ASUS P5E3 Premium/WiFi-AP@n
CPU Intel PentiumDualCore E6800
MEM G.Skill G.Skill F3-2800C12D-8GTXDG
SSD Samsung 840EVO
GPU 玄人志向 Geforce750Ti

まずメモリだが、4GBをさすと1枚でもPOSTさえできない。使ったのが最近主流の片面チップ系でMSIで使ったG.Skill F3-14900CL9D-8GBXだが、だめだった。ほかに持ってる4GBを何枚か試したがすべてPOSTせず。
2GBのOCメモリを探していたところたまたまコルセアのDominator-GTの2133を見つけたので購入。これは簡単に認識した。やはり4GBメモリはこのタイプでは認識できなかったようだ。

SATA2でもPCI-E経由でストレージを認識させられれば、SATA3以上の転送速度が得られると思って導入したのがmSATA→PCI-E変換ボード。
Samusungの840EVOのmSATA250GBと玄人志向のPCI変換ボードを組み合わせて使用する。
ビデオカードは安めでLP装着できる一番性能のよいものということで750Tiを導入。
CPUは同じく所有していたE6800でテストした。このCPUもLGA775末期に出たモデルでデフォルトで3.33GHzというかなりクロックの高いモデルだ

この構成で組んでみた

例によってベンチ台+ガラスアクリルパネル採用

ベンチマークテストをしてみる

OC耐性だが、E6800のOC耐性が良いのもあって、かなりのOCが可能だった。
CeleronではFSBが期待できなかったが、E6800ではFSB400をあっさり超えて、500近くまであげられた。メモリ電圧を1.6xV台で収めたかったので無理せず設定は後回し。
π計算は12秒台とクロックだけはあがったが速度は意外に遅かった。

BIOS上のメモリの設定について

メモリ限界だが、E6800のOC耐性が良いのもあって、あっさり1896MHzまでOCが可能だった。
ASUSのサイトではメモリの限界値が2000となっているが、実際設定値は3200まで入力が可能。
だからといって、この設定で使えているわけではないが。

Prime95で負荷テストしてみる

OCの結果。E6800は耐性が高いと言っていたが確かに高い。4GHzは簡単にクリアできた。
常用限界として起動は4.5GHz、Prime限界についてはテストCPUのため起動のみで切り上げた。
いずれE6800については再度検証したい。

ストレージ性能の検証

玄人志向の変換ボードをmSATAでの速度性能を検証してみた。
こういったボードを間に挟むとボードの性能で結構左右されてしまうのだが、はじめにセオリーどおり図のAにビデオカードを挿し、Bの左側の黒いスロットに変換カードをさした。
しかし、意外にこのビデオカードの幅があって、BにMsata変換ボード挿すことができなかった。
しかし、この状態でベンチを取ったのだが、シーケンシャルの速度が300いくかどうかこのPCI-Eでは速度が出ないようだ。

そこでAに変換ボードを挿し、Bにビデオカードを挿したが、これで起動も画面表示も問題はなかったのでこのまま検証していく。

ベンチマーク結果を見る

今度はきちんと速度が出た。ドライバもAHCIドライバがあたっているようだ

シーケンシャルでリード・ライトともに500MB/sを超えた。これなら今の最新機種と遜色がないまでの速度といえる。
十分実用に値すると言えよう。

ただし、難点が2つある。
一つは起動速度。当然カードのドライバを読み込むのでいったんPOSTが終了してから再びボードのBIOS画面を経てからのOS起動になる。RAIDを入れたときのような挙動とほぼ同じでタイムラグが結構生じる。
もう一つは消費電力。やはり現行のように低い電力とはならず100Wをゆうに超える。

CPUをCore2QUADに組みなおす

ここでいよいよQuadCoreを投入する。中古だがロット番号に注意して購入し、一通り組みなおしてみた。そして縦置き使用での見栄えよくなるよう改造。

構成

【CPU】 Intel Core2Extreme QX9650 @4050MHz(450×9)
【クーラー】ZALMAN RESERATOR3MAX
【M/B】 ASUS P5E3 Premium/WiFi-AP@n
【Mem】 Corsair CMT4GX3M2A2133C9 2G×4 @1800MHz
【SSD】 Samsung 840EVO mSATA250GB
    玄人志向 mSATA-PCIe 変換ボード
【VGA】 玄人志向 GF-GTX750Ti-LE2GHD
【ケース】 CoolerMaster TESTBenchv1.0
【電源】 Silverstone STRIDER-GOLD 750W

温度対策を施す必要が出てきた。

組んでみて、一通りベンチ回しながら赤外線放射温度計で各部を測ってみたら、異様に熱い。

部分が多くみられたので、純正のヒートシンク関係を外し、ヒートシンク及びファンを追加した。ついでにカーボンカバーの自主制作と各バックパネルの作成、電源周りケーブルのスリーブ化。

最近のCPU用の簡易水冷のブロックはブラケットを改造しても装着できない

一度簡易水冷もCORSIARのものに交換してみましたが、この手のマザーボードはVRM周りのコンデンサの高さが合わないのか干渉して取り付け不能だった

四角い部分の上のまるいコンデンサが水枕と大きく干渉して取り付け不可

各部位の温度計測結果

ノースブリッジが70℃近くになっていたが追加のファンとヒートシンクで60℃以下になった。

ノースから左方向、画像で言うと上方向の温度が60℃弱と少し熱いのがわかる。
MOFSET周りも50℃前後といまどきのPCに比べるとやはり熱いと思われるがCPUに関しては負荷をかけても80℃を超えることはなく、FSB400~450程度ならいけそうだ。

Core2Quadにするとメモリ耐性が落ちる

Core2Quadにセットし直して組んだが、E6800と違いFSB耐性が少し落ちる。
そしてメモリのとの連動も悪く1900Mhzにも到達できず、1800台で停滞する

Prime系ベンチでSTOPエラーが頻発しだしたので、メモリのOCランクを下げつつ設定をしなおす必要が出た。

Prime95が通る設定を行っていく

設定をつめながらPrime95.v28.5を1Hパス。
最終的に4049Mhz-MEM1800MHzでPrime1Hパスできた。
温度も最大が71℃、マザーボード周りも60℃台だったので常用レベルだろうMOFSET周りやノース周りの冷却追加が結構効いていると思う。

長く動態保存するつもりなので、耐久性を第一に考えて製作しています。

ストレージ回り

ストレージ’(SSD)周りも変換ボード+×16+SamsungEVO840の効果が出ているが、ランダム4Kこそ若干遅い。しかし今の時代のPCとの遜色はないだろう。

体感的にはほとんど変わらない。

WEI(エクスペリエンスインデックス)

WEI(エクスペリエンスインデックス)の値はCPUが7.5なのでまずまずの結果ではないだろうか

RAMキャッシュのRAPIDMODE

SSDがSamsung製なのでRAMキャッシュのRAPIDMODEをONにして計測してみた。

読み込み速度は一旦キャッシュしないと有効な数値ではないが、書き込み関しては搭載している1GBの領域を超えなければこの数値に近い速度が出ていると思われる。もうRAMDISKの活用時代は過ぎたと思っていいだろう

さすがにこんな性能が出てしまうと、面倒なプログラムや極端にFPSを要求するゲームなどをしないかぎり、ネットの閲覧やちょっとしたPCでの作業などは今の最新PCと同レベルで作業ができてしまう。
遠い昔は、CPUやメモリの発達が著しく、ちょっと時間が経過しただけで体感もまったく違うPCになっていったが、この状態では、いまだに775を使っている人がいても不思議ではないし、通用してしまう。
今の時代はHaswellだが、この前にでたサンディブリッジや更にその前の1156のシリーズなんかもこれでは当たり前に活用できるPCであるに違いない。
結果的にがんばってみて到底追いつけないという結論を出したかったのだが、これでは逆の結論になったといわざるを得ない。
LGA775は非常によく出来ている。コンデンサも固体が多く使われ耐久性も抜群だ。改めて素性のよさを知った。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です