i7 6600K OCReview

殻割は未実施で水冷システムのみ前回のHaswellより引き継いだ

■構成
M/B Z170 MAXIMUS HEROⅧ
MEM G.Skill F4-3200C16D-16GVK(※XMP3200で設定)
CPU Intel 6700K @4680Mhz
Vcore1.428V(CPU-Z上 1.456V)
■サーマルグリス : DX-1
■冷却装置:水冷
EK-Supreme HF – Full Nickel
aing D-5×2 +Dual D5 MOD TOP Blue (Acrylic Version)
→D5/MCP655 MOD KIT Silver Shining×2(カバーだけ使用)+ スリーブ化
Bitspower Water Tank Z-Multi 150 (Acrylic Version)
EK EK-FC6970
Phobya Xtreme NOVA 1080 Radiator
+ Phobya Radiator Stand – Triple-3x120mm
SSD Samsung 840EVO250GB
電源 CORSAIR AX850

設定内容ですが、6700Kではキャッシュの倍率設定や電圧設定がCPUと共通化されており、個別に設定できなかった。
よって、リミット設定のみ
石の特性等はHaswellとほとんど同じで、挙動もほぼ同じ。ただ一点違うのは、FSB耐性が相当伸びているため、わざわざK付を買わなくても40倍までで収められるFSBにセットしたら5Ghzも狙えるのでは?

今回購入したCPUはVIDが1.315Vになっていてだいぶ高くなった。まだ1つ目なのでこれが低いのか高いのかわかりません。
Haswellのときは当り石が1.0V台だったので圧倒的な差がありました。
46倍では当然ながら1.35~1.4V、47倍で1.42~1.46Vとなり、いままでのCPUではかなり危険な領域になっていくので、いちどそこで中断。
起動については48倍時点で1.47V程度でいけましたが、ストレステストはまったく通らず。

FSB100での倍率クロックは早々にあきらめ、FSBを100~200の間でテストしていきました。
FSB200でもVcoreさえきちっとあっていれば、起動もテストも動作が可能です、そういう意味ではかなり進化したといえるのではないでしょうか?

ストレステスト結果

FSB103×45倍 の4635MhzでPrimeの1H完走。47倍程度になってくると1.4V中盤~後半になり、温度も90℃近くに。

メモリ設定があっていないとNotRuningに

メモリの耐性ですが、ネット上で言われてるような耐性の良さはみられず。
どの程度テストしてそういう話になったのかはわかりませんが、Haswellと同様、高いクロックでOS起動や一般動作はしますが、やはりPrimeを回すとNotRunnningとなります。
メモリをOCした場合はやはりMEMテストではなく、Primeできちんと検証の必要があるようです

最終的な設定結果

倍率 【×45】
BCLK 【103】
Voce 【1.376V】(CPU-Z読み1.408)
MEM 【3433Mhz】(1:25)19-19-19-36 2T

CINEBENCH R15の結果

スコアは1018 1コアあたり201cbと 4790Kの5Ghzとほぼ同レベル
神石レベルなので、このスコアならば4790Kに勝ち目はない

IntelXTUスコア

4790Kではメモリクロックを2933Mhzまであげていたが1300台のスコアしか出なかった。
今回はメモリのクロックの高さが醍醐味なのだが、予想通り1500を軽く超えた

この設定でラムキャッシュのスペック測定

メモリの速度を活かして、ラムキャッシュの速度が上がる
1GB程度のファイルであれば、このスピードのまま書き込めるし、キャッシュ化された
ファイルの読み書きも同様の速度なので、動作は恐ろしく速くなる
4Kランダムの速度考えたら、一般的なSSDのシーケンシャル以上の速度が出ている