サイズのリテンションを使った虎徹でのオーバークロックテスト
サイズのリテンションが届いたので、空冷のテストを少しだけ行ってみました。
ちょっと前まではリーズナブルでかなり有名だったこの方を採用しました。
そして このような感じで、CPUブロックのみを外し、浮かせ、虎徹が鎮座します
ちなみに、以前からこの虎徹さんはリテンションさえあれば、水冷用のスクリューボルトをそのまま使ってドッキングが可能なので取り外し取り付けがとても楽です
取付完了
環境は以下の通り
■M/B ASUS CROSSHAIRⅥ HERO
■CPU Ryzen7 1800X
■MEM G.Skill G.Skill F4-3200C14D-16GFX
■GPU ASUS GTX980 POSEIDON(水冷)
■電源 CORSAIR AX850(CPU4Pin追加済)
テスト条件等
■Vcore Offset+0.00625(実質1.35V~1.335V)
■CPU_SOC 0.95V(MANUAL)
■CPU CLOCK 4000Mhz
■BCLK 100.2Mhz
■MEM 3200Mhz 14-14-1-32 1T 1.35V
■SVM OFF Q-FANはほぼオートよりで若干早めに高速回転になるように設定
■室温24.0~24.5℃
■LLC LEVEL4
■クーラーがサイドーフローなので、予備のFANを使って800rpm程度でVRMに風を当てる
■ベンチ環境なので、ラジのファンを使ってベンチ全体に緩い風を当てる
さて、これで実験しましたが1分も満たないでリミッターが作動ブラックアウトしました。オフセットだとなぜか結構盛られてしまうのであえてどこまでの電圧に耐えられるかクロックを下げるだけ下げた状態で、一度電圧を徐々に下げていきテスト温度は80℃以下を限度とするように繰り返しテスト1.3vあたりでも全然だめで、アッという前に80℃オーバーです。
結論として出た数字は1.25V程度が良いということになりました。
というのも、温度が24.5℃程度ですから、これからの夏場のことを考えると+5℃以上余裕が欲しいところです
テスト開始
最後までやりましたがSSをとる前に切ってしまいました。
結果的に
■CPU CLOCK 3857.4Mhz
■BCLK 100.2Mhz
■倍率 ×38.5
■CPU 電圧 1.25V(MANUAL)
■CPU SOC 0.95V(MANUAL固定)
■MEM CLOCK 3206.2Mhz 14-14-14-34-1T
■MEM 電圧 1.35V
■室温 24.5℃
■CPU 温度77.8℃(実際は79.8℃まであがりました)
■消費電力 256W
この状況から一般的に空冷クーラーで使う(リテール含む)には1.25V程度のMANUALかOffset値なるようにして使えば良いかと思います。
ちなみにこの1.25Vという電圧、だいぶ前になりますがこの電圧は実は4790Kでの空冷テストでやった(同じく虎徹)のと同じで、80℃の数字がでてくるのも同じでした。
同じ設定で水冷テストを行いました
1.35Vで使用しても58.6℃というとても冷えた状態になります
intelでグリスバーガーという言葉が出てから殻割増えましたが、やはりハンダでのHSは驚異的に冷えると言えると言えます。
虎徹ではキャパが足りませんが、冷えるクーラーを使えばもっと上を狙えるとも言えます。